COLUMN
2021.03.26
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2021.03.26
このコラムは、FREEZINE編集部にして、株式投資の超ド級初心者であるわたくし清水里華が、いっさいの知識も資産も持たず丸腰で株式投資に体当たりし、トライ&エラーを重ねていく姿をドキュメントでつづり、大いに笑ってもらおうという趣旨の、リアル現在進行形のコラムです。
注:同時に自分の勉強メモでもありますので、読後感はいっさい保証いたしません。また、投資はあくまでも自己責任でお願いいたします。
「投資の勉強するなら、まずはここからっしょ!」
偉大なる「日本資本主義の父」として、2021年2月よりNHK大河ドラマでも取り上げられている武士にして実業家の渋沢栄一。その彼が書いた著名すぎる名著「論語と算盤」。わたくし、部屋の隅っこにころがっていたこの本をあらためて紐解くことから、投資の勉強をはじめてみようと考えた。
なにしろ、タイトルからして奮っている。
一般的には遠いもの同士として捉えられがちな「論語(道徳)」と「算盤(実業)」ですが、渋沢先生はこの2つを「甚だ遠くして、甚だ近いものである」と冒頭から断言しているのであります。そしてこう続けます。
「正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ。」
いよう!名調子!
経営の健全さと富は比例するってことですよね。
翻ってこれを株式投資に当てはめてみると、こうなります。
①企業分析をしつつ経営者の考えを知る
↓
②健全経営な企業を見つける
↓
③投資する
↓
④企業として安定成長する
↓
⑤株価が上がる
↓
⑥清水が喜ぶ
株式投資は企業分析に始まり、企業分析に終わると言われますが、やはり健全な企業を見つけることこそが基本中の基本であり、その健全経営を支えているものは道徳であるということですね。美しい!ごまかしがない!
そもそも武士として、実業家として、激動の時代を戦い抜いてきた渋沢栄一。その志と生き様が言葉の端々に迸っていて、読むだけでこちらの背筋も伸びる上に、勇気もぐんぐん湧いてくるという素晴らしい本ですので、事業に迷われている方もぜひご一読をお勧めします。
なお、わたくしは現時点でまだ読み終わっておりません。株を買うのはいったいいつになるのか。待て次号。
都内の広告会社に勤めるクリエイティブディレクター兼コピーライター。
ときには、戦慄のオルタナティヴロックバンド「Very Ape」でドラムを叩き、ときには、WEBメディア「FREEZINE」で企画+取材+構成+イラストを担当。