FEATURE

2020.12.22

【Meet The Next FREEZINE】Vol.4/Fashion部門:大久保榛菜氏&kaoruko yonai氏&ぺーちゃん氏

芸術家支援のプラットフォーム「BUNCA」 × FREEZINE コラボレーション企画

クラウドファンディングとコンペティションを通して芸術家と支援者を繋ぎ活動の場をつくる、芸術家・クリエイター支援サイト「BUNCA」。その活動理念に共感したFREEZINE編集部とBUNCA編集部とがコラボレーションし、次代を担うFREEZINEたちの活動を応援するコンテンツ、それが「Meet The Next FREEZINE」です。2020年9月から開催された第6弾コンペ「Fashion」部門においては、「自由」をテーマにデザイン画を応募いただきました。審査員は、従来のBUNCA×FREEZINEに加えて、BUNCAでコラム連載中のファッションディレクター&ショップオーナー&服飾専門学校講師を務める中川瞬氏、BALMUNGのデザイナー Hachi氏も参加し、それぞれ1作品ずつを選出。合計3名が晴れて初代Winnerに輝きました。そこで、受賞者3名それぞれがデザイン画に込めた思いや創作活動の裏話、パーソナリティについて伺いました。

※受賞作についての審査員コメントはBUNCAサイト内のこちらのページに掲載中です。

BUNCA×FREEZINE賞

大久保榛菜氏:作品テーマ「vintage JAPAN」

編集部(以下、編):あなたにとって「ファッション」の定義とは何ですか?
大久保榛菜(以下、大):自身の思考や感覚といった目に見えないものを視覚化したもののひとつだと思います。

編:なぜご自身で作品を作ろうと思ったのですか?きっかけは?
大:いいなと思ったものを、自分の日常の中に自分なりに形にしたいと思ったことがきっかけです。

編:作品制作の原動力は何ですか?
大:“私だったらこうやって表現したいな“というものを納得するまで追求することの苦しさと楽しさを味わうことです。

編:自分の作品を通じて世の中にどんな変化を起こしたいですか?またどんなことを伝えたいですか?
大:自分とは思考や好みが異なるものでも、そういうのもあるのか!と(マナーやモラルの内で。)他人を尊重できる心がアートを通して伝わって欲しいです。

編:どんなところにやりがいを感じますか?
大:まだ作品作りを始めたばかりなのではっきりとは言えませんが、“これがあればいいのに”が形にできた時の達成感と、周りの人からのここが良い、こうしたらもっと良い、と異なる考え方から発見が出来たり大切にし合える場所が広がることです。

編:ものづくりする上でゆずれないことや、大切にしていることは?
大:これだ!と思えるまで追求、観察すること、楽しむこと、休むことです。

編:これまでの創作活動においてターニングポイントはありましたか?
大:美術の学校に通いはじめて、他人の作品に実際に触れるようになったり、逆に見てもらったり、友達と好きなデザインの話をする機会が圧倒的に増えたことです。

編:プライベートで作品を制作することはありますか?どこに差がありますか?
大:プライベートでは、漫画やイラストレーションを中心につくり始めました。差というものはまだ見いだせていません…。

編:座右の銘はありますか?
大:思い立ったが吉日、間違えたら修正。あと、“中庸”ですかね。過大過小偏りすぎず正しい中間を見つけること、説明が難しいですが、あっちにもいかずこっちにもいかずが中間なのではなく、その両方をいかないと中間にならないという考えです…。

編:どのようにモチベーションを維持していますか?
大:動いてから先のことを考えるがある、他人に作品を見てもらうことです。アイデアが降りて来ない時は好きなように過ごすこともありです。

編:周りに信頼できる人はどれくらいいますか?
大:2人くらいです。

編:明日一日休日になったら何をしますか?
大:おいしいスイーツをスーパーで買ってお絵描きします。

編:BUNCAの5ジャンルの内、ご自身以外の4つで興味のあるジャンルはありますか?
大:小説です。

編:5年後の自分はどうなっていると思いますか?
大:絵を描いていると思います。

編:ズバリ、ものづくりをする人にとって一番大切なことは?
大:理想を追い求めつつ、他人のことを思いやる。

編:ご自身のパーソナリティについてどんな特徴があると思いますか?
大:外よりも、自分の中の世界に目を向けやすいことです。よそはよそ、うちはうちな感じで自分なりの価値観をどう形にして伝えられるか追及していることが多いので。

編:周りの人からあなたの人となりを「○○だね」と言われるとき、どう言われることが多いですか?
大:人それぞれですが、何者なの?が多いです。

編:小さいころの夢は何ですか?またどのようなことをして遊ぶことが好きでしたか?
大:小さいころは獣医さんに憧れていましたが、今は解剖や血を見るのがダメです。姉はゲーム好きで構ってくれないので一人劇場を開いていました。

編:現在の創作活動に繋がるような思い出や体験はありますか?
大:小学2年生の時、怖い担任の先生から絵がうまいから、絵を描きなさいと言ってもらえたことです。めちゃくちゃ嬉しくて今でも嬉しいです。

編:あなたの人生や価値観に大きく影響を与えたものは何ですか?
大:高校を自主退学した同級生と話をした時です。今まで正しいと思い込んでいた固定観念を良い意味で壊されました。

編:人生で一番クレイジーだったことは何ですか?
大:学校で強いられる団体行動です。

編:作品制作以外の趣味や嗜好を教えてください
大:音楽が好きで演奏会に行ったり、ピアノやギターを趣味でやっています。本を読むことも好きです。

編:やめたいけどやめられないという悪い癖はありますか?
大:妄想しすぎてしまうことと、語尾に「でしゅ」をつけて遊んでいたことがだんだん癖になってしまったこと。

編:何をしている時が一番幸せですか?
大:だいたいいつも幸せですが、絵に没頭している時が一番です。

編:制作中に欠かせない飲食物などはありますか?
大:チョコです。

編:今現在、自分のことを幸せだと思いますか?
大:幸せです。

編:クラウドファンディングを通じて支援してくださるみなさま(創作活動を応援してくださるみなさま)へのメッセージをお願いします。
大:このような経験をさせていただき、とてもありがたいです。自分の作品から他人に良い影響を与えられるように、今後も自分なりに頑張り続けます。

中川瞬(NONTOKYO)賞

kaoruko yonai氏:作品テーマ「REAL」

編集部(以下、編):あなたにとって「ファッション」の定義とは何ですか?
kaoruko yonai(以下、k):自身の思考や感覚といった目に見えないものを視覚化したもののひとつだと思います。

編:あなたにとって「ファッション」の定義とは何ですか?
k:自己表現の手段、ワクワクするもの

編:なぜご自身で作品を作ろうと思ったのですか?きっかけは?
k:自己表現が苦手なので、作品を通して表現できたらと思ったからです

編:作品制作の原動力は何ですか?
k:可愛いものを作ることへのワクワク感や、世の中に対する自分という存在への劣等感

編:自分の作品を通じて、世の中にどんな変化を起こしたいですか?またどんなことを伝えたいですか?
k:喜んでもらったり共感してもらえたら嬉しいです

編:どんなところにやりがいを感じますか?
k:納得のいく作品を作るためにコンセプトを考えたり材料選びをしたり、丁寧に制作していく過程にやりがいを感じます

編:ものづくりする上でゆずれないことや、大切にしていることは?
k:今まで大切にしてきた信念や、自分が可愛い、綺麗だと思える作風を取り入れて自分らしさを表現すること

編:これまでの創作活動においてターニングポイントはありましたか?
k:学生時代自分に劣等感ばかり抱いていた時、制作した作品を「可愛い」と言ってもらえた時です。素直に嬉しくて、これからも「可愛い」を作っていきたいと思えました。

編:プライベートで作品を制作することはありますか?どこに差がありますか?
k:提出期限がない分、時間がかかってしまうところです

編:座右の銘はありますか?
k:コジコジはコジコジだよ

編:どのようにモチベーションを維持していますか?
k:洋服を買う、音楽をきく、美味しいものを食べる

編:まわりに信頼できる人はどれくらいいますか?
k:4、5人くらいです

編:明日一日休日になったら何をしますか?
k:ずっと音楽を聴いているか、映画を観ていたいです

編:BUNCAの5ジャンルのうち、ご自身以外の4つで興味のあるジャンルはありますか?
k:music

編:5年後の自分はどうなっていると思いますか?
k:あまり想像できませんが、洋服を作っていたらいいなと思います

編:ズバリ、ものづくりをする人にとって一番大切なことは?
k:あらゆることに対して、素直に自分なりに感じることだと思います

編:ご自身のパーソナリティについて、どんな特徴があるとお考えですか?
k:こだわりが強いと思います

編:まわりの人からあなたの人となりを「○○○だね」と言われるとき、どう言われることが多いですか?
k:おとなしい、不思議、、と言われます

編:小さい頃の夢は何でしたか?またどのようなことをして遊ぶのが好きでしたか?
k:小さい頃から夢は決まっていませんでした。外より家の中で手芸などをすることがすきでした

編:現在の制作活動につながるような思い出や体験はありますか?
k:小さい頃から手芸やお絵かきが好きだったのでそれがつながっていると思います

編:あなたの人生や価値観に大きく影響を与えたものは何ですか?
k:音楽

編:人生で一番クレイジーだった出来事は何ですか?
k:接客が苦手すぎてアルバイトを3日でやめてしまったことです

編:作品制作以外の趣味や嗜好を教えてください。
k:洋服や雑貨などの買い物や、音楽を聴いたりすることが好きです

編:やめたいけれどやめられないという悪癖はありますか?
k:夜更かし

編:何をしている時がいちばん幸せですか?
k:眠っている時

編:制作中に欠かせない飲食物などはありますか?
k:ミルメーク(コーヒー味)

編:いま現在、自分のことを幸せだと思いますか?
k:幸せだと思います

編:クラウドファンディングを通じて支援してくださるみなさま(創作活動を応援してくださるみなさま)へのメッセージをお願いします。
k:いつも支援していただきありがとうございます。支援してくださる皆様がいらっしゃることで私は自分の好きなことに打ち込めるのだと思っています。皆様の支援を大切にするために、少しでも人々にときめきを与えられるような作品を作れるように、私なりに頑張っていきたいと思います。

HACHI(BALMUNG)賞

ぺーちゃん氏:作品テーマ「To fit together」

編集部(以下、編):あなたにとって「ファッション」の定義とは何ですか?
ぺーちゃん(以下、ぺ):自分を表現できるツールの一つ。

編:なぜご自身で作品を作ろうと思ったのですか?きっかけは?
ぺ:いつの間にか好きだったからです。

編:作品制作の原動力は何ですか?
ぺ:好きだから。だけです。

編:自分の作品を通じて、世の中にどんな変化を起こしたいですか?またどんなことを伝えたいですか?
ぺ:変化を起こしたいと思うことはありません。私の好きなものを世にアピールできればそれでいいです。

編:どんなところにやりがいを感じますか?
ぺ:好きなものを表現させてくれるくせに、それを形にすると面倒くさいところ。

編:ものづくりする上でゆずれないことや、大切にしていることは?
ぺ:人に見せて恥ずかしくないかどうか。つまらない物と思われないように。

編:これまでの創作活動においてターニングポイントはありましたか?
ぺ:私は特にありませんでした。

編:プライベートで作品を制作することはありますか?どこに差がありますか?
ぺ:イラストで表現しています。自分で作ったものを着たり使ったりしようとは思わないので滅多にしません。仕事や依頼なら製作できるのですが…。

編:座右の銘はありますか?
ぺ:聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。

編:どのようにモチベーションを維持していますか?
ぺ:やりたいことをやる、したいことをしている人を観る。プラダを着た悪魔はモチベーションあがりました。

編:まわりに信頼できる人はどれくらいいますか?
ぺ:たくさん

編:明日一日休日になったら何をしますか?
ぺ:めいっぱい暇を持て余す

編:BUNCAの5ジャンルのうち、ご自身以外の4つで興味のあるジャンルはありますか?
ぺ:Pictrialです。

編:5年後の自分はどうなっていると思いますか?
ぺ:衣装制作家として名前が知れ渡っている

編:ズバリ、ものづくりをする人にとって一番大切なことは?
ぺ:気力

編:ご自身のパーソナリティについて、どんな特徴があるとお考えですか?
ぺ:したいと思ったことはとりあえずやる

編:まわりの人からあなたの人となりを「○○○だね」と言われるとき、どう言われることが多いですか?
ぺ:話を聞いてるようで聞いてないね/宇宙人やね

編:小さい頃の夢は何でしたか?またどのようなことをして遊ぶのが好きでしたか?
ぺ:ファッションデザイナー/絵を描くこと、ゲーム

編:現在の制作活動につながるような思い出や体験はありますか?
ぺ:中学で美術の成績が良かったこと、高校のイラコンで佳作をとったこと。

編:あなたの人生や価値観に大きく影響を与えたものは何ですか?
ぺ:母の、「やりたいならやってみたら?」

編:人生で一番クレイジーだった出来事は何ですか?
ぺ:アルバイト初日に理不尽にキレてくる客。

編:作品制作以外の趣味や嗜好を教えてください。
ぺ:ゲーム、ハンドメイド、一人カラオケ、ミュシャ展巡り、カプセルトイ集め

編:やめたいけれどやめられないという悪癖はありますか?
ぺ:寝る前のスマホ

編:何をしている時がいちばん幸せですか?
ぺ:二度寝

編:制作中に欠かせない飲食物などはありますか?
ぺ:没頭すると何も口にしないので飲食に欠かせないものはありません。それ以外なら動画(アニメやyoutube)です

編:いま現在、自分のことを幸せだと思いますか?
ぺ:50%くらい幸せだと思っています

編:クラウドファンディングを通じて支援してくださるみなさま(創作活動を応援してくださるみなさま)へのメッセージをお願いします。
ぺ:イラストを見ていただいた後の、製作依頼やリースがありましたら、よろしくお願いします。

芸術家支援のプラットフォーム「BUNCA」

https://bun-ca.com/

芸術家/クリエイターとパトロン(支援者)を繋ぎ、作品制作環境の底上げや、それに付随するプロモーションを行うことで「日本でも食べていける芸術家」を育てることを目指すサイト。メインコンテンツに「クラウドファンディング」「コラム」「コンペティション」があり、芸術家・クリエイターの活動の場を広げ支援することはもちろん、芸術を鑑賞する側である一般層にも楽しめる内容を充実させている。その中の一つである「コンペティション」では、入賞者の特集記事を組んだり、「コラム」コンテンツにて入賞者自ら手掛ける記事を掲載したりと、入賞するだけに留まらず、コンテンツの枠を超えて幅広いアプローチで展開する。また、より深く、より充実した支援や内容にできるよう、サイト内で扱うジャンルを「Photo」「Pictorial」「Music」「Novel」「Fashion」の5つに限定しているのも特徴。

現在BUNCAで開催中のクラウドファンディングプロジェクト

●BUNCAスタッフがあなたのもとに駆けつける!? レンタル渡邊&レンタル阪口、始めます!

おじさん2人が身体を張ってみた!
BUNCAのスタッフ 渡邊と阪口がクラウドファンディングの可能性を示す為に、やれることならなんでもやります。
年末の大掃除のお手伝いやサンタの格好をしてお宅訪問、靴磨きなど…皆さまのレンタルをお待ちしております!

●リターンについて

「レンタルは要らないので運営費用に充ててください」 … 500円
渡邊、阪口より感謝を込めたお礼のメッセージをメールしてもらいます。

「レンタル渡邊」
・ちょっと手を借りたい2時間コース … 1,000円
・徹底的にお付き合いします!6時間コース … 8,000円
・思い出に残る1日コース … 100,000円
※1日と言ってもご飯食べないとお腹は減りますし、睡眠も大事です。

「レンタル阪口」
・小分けで使える1時間コース … 1,000円
※レンタルしたい時間ぶんの個数を購入してください。例えば3時間レンタルしたいときには3個購入していただく形になります。

「レンタル渡邊&阪口のハッピーセットコース」6時間 … 50,000円
なんとBUNCAの渡邊と阪口とセットでレンタルができます!

プロジェクトの詳細・支援はこちら

現在、BUNCAではPHOTO・PICTRICAL・NOVEL・FASHION・MUSICに関するクラウドファンディングのプロジェクトオーナー様を募集しております。
それ以外のカテゴリに当てはまる方も一度BUNCAまでお気軽にお問合せ下さいませ。

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