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2023.10.24

冬と言えばBLANKEY JET CITY!

文:Ape

FREEZINE運営メンバーのApeです。

ほんの少し前まで半袖で外を出歩いていたかと思ったら、急に秋がやってきて、何だかもうすぐにでも冬がやってきそうな感じすらあります。毎年この時期になると僕が思わず口ずさんでしまうのが下記の歌です。

「冬の香りが僕のほっぺたを 冷たく染めたよ」

これはBLANKEY JET CITYの『冬のセーター』という曲の一節ですが、もう少し寒い時期になると同じ曲の下記の部分を口ずさむようになります。

「今年の冬は とても寒くて長いから おばあさんが編んでくれた セーターを着なくちゃ」

上記の部分がこの曲のサビであり、曲中にこの歌詞が繰り返し何度も出てくるのですが、これがどんな意図で書かれたものなのか僕には正直分かりません。分からないながらも、なんだか胸の真ん中あたりがギュッとなって、ちょっとほっこりする凄く好きな歌詞だったりします。
BLANKEY JET CITYにはこの『冬のセーター』以外にも冬の曲がたくさんあって、冬の気配や厳しい寒さを感じると思わず口ずさんでしまう歌がいっぱいあります。

「真冬にコートを着込んで 友達と2人で いろんな話をしながら 道を歩いて行くのは 好きだな」(ライラック)
「氷の張った水溜りを 足で割りながら歩いた時から 思ってたんだ いつか来るだろう 今の事を こんな気持ちになる事を」(クリスマスと黒いブーツ)
「明日はきっと雪が降り積もる 身体を暖めなくちゃいけない ピクニックの準備はできてるか? ソーセージに辛子をぬらなくちゃ」(DERRINGER)

説明するまでもないと思いますが、BLANKEY JET CITYで歌詞を書いているのは浅井健一という人物で、この方の書く歌詞が素晴らしいというのはもう散々いろんなところで語り尽くされてきたと思います。僕も自分のバンドで歌詞を書く立場でもう20年以上歌詞を書いていますが、この人はホントなんちゅー歌詞を書くんだと今でも思いますし、凄すぎてもう嫉妬すら覚えません。
特に、上で挙げた『ライラック』という曲の歌詞は本当に凄いです。ぜひ各々ググって実際に読んでみて欲しいのですが、ライラックという花のことを全く知らないのに曲の半分以上の尺を使って想像でライラックについていろいろ書きまくった挙句、その内容がことごとく間違っているというのだから、僕のようにいちいちネットで情報を精査しながら歌詞を書くような臆病者には一生辿り着くことが出来ない境地なのだと改めて思い知らされます。

人の心を打つ歌詞、人の心にいつまでも残る歌詞、それらに必要なのは技術でも情報の正確さでもなく、「嘘偽りない素っ裸な言葉」なのかも、なんて当たり前のことに今さら気付いてしまいました。グルメ評論家のレビューは心に響かないけど、子供が笑顔で「おいし~!」って言ったら胸の真ん中あたりがギュッとなるし、その情景は心にずっと残りますからね。


って、あれ、なんか気づいたら当初書こうと思っていた内容から大分かけ離れてしまったぞ。。
本当は「冬の定番は広瀬香美じゃなくてBLANKEY JET CITYなんだきゃら!」ぐらいの軽いノリで記事を書こうと思っていたのに、いつの間にか自分語りを始めてしまっていた。。なんか収拾つかなくなってきたので今回はここで終わります!!!(逆ギレ)

Ape

PROFILE

Ape(エイプ)

戦慄のオルタナティヴロックバンドVery Apeのヴォーカル。
バイドク、mizuirono_inu、ロザンナのサポートベーシスト。
東京の端っこの高尾という町に生息。
生業はECサイト運営、プリンタブルTシャツ卸売販売。
AprilFool主宰。FREEZINE運営メンバー。

Very Apeサイト

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