COLUMN
2023.05.09
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2023.05.09
FREEZINE運営スタッフの清水です。コラム第2話は、中古マンション売出しに向けた室内撮影のために、商品在庫のダンボールの山を一時保管する別のマンションをあわてて探し、内見に漕ぎ着けるというお話でした。この第3話では、荷物搬出にまつわるドタバタ劇をお伝えいたします。
11月16日17時。
自宅に山のように積み上がったアパレル在庫を一時保管する部屋を確保するために、必死で探り当てた表参道のマンションにて仲介業者である「すむぞう」のご担当者と待ち合わせ。部屋の内部をていねいに案内してもらうものの、こちらとしてはとっとと契約を済ませて、撮影前日の11月27日に荷物を運び込みたいだけなのであって、居室や設備の状態など、ぶっちゃけどうでもいい(暴言)。気のないまま説明を受けたのち、「いいですね!最高ですね!さすがですね!なので、11月26日にはなんとしても本契約をさせてください!」と心ない言葉であたふたと仮契約を申し込み、特急で審査にかけてもらうことを無理やり承諾いただいたのであった。
で、私は私で、賃貸契約にあたっての連帯保証人を横浜在住の姉に引き受けてもらうことになり、姉には印鑑登録証明書などの書類を取り寄せてもらいつつ、こちらは、すむぞう発行の契約書類を持参して、11月25日の19時に品川駅で待ち合わせする約束を取り付けた。
そして迎えた11月25日。
仕事しながら朝から何度もメールをチェックしていたものの、リミットの迫る18時を過ぎても、姉に記入してもらうべき契約書類のデータがすむぞうから届かない。背中をつたう一筋の冷や汗。焦ってすむぞうに電話を入れたところ、ギリギリのところでメール着信。速攻でプリントアウトして山手線に飛び乗り、品川駅で姉とも無事に落ち合い、契約書類の手配はようやく整ったのであった。まあこんな気狂いじみたタイム感で契約する客はそうそういないようで、すむぞうさんにはかなり無理をしてもらったと思う。
その翌日11月26日18時。
姉から預かった書類を含め、賃貸契約に必要な書類一式をしかと抱え、渋谷のすむぞう本社へ向かう。滑り込みで本契約を済ませて、なんとか新居の鍵をゲット。ま、間に合った…。明日はいよいよ荷物搬出である。搬出&搬入は、事前に頼れる赤帽さん「赤帽ナツヒロ運送」にお願いしていたので、明日を待つのみ。
その翌日11月27日9時。
いったん表参道の新居に赴いて鍵を開け、入居前の設備チェックを行ったのち帰宅。
10時に赤帽さんを迎えて、ダンボールの山を搬出してもらう。だがここでも大きな問題が。当初の想定よりも荷物が大量で、トラックの荷室に収まらないかもしれないとのこと。ふたたび背中をつたう一筋の冷や汗。
だがそこで、人の良いドライバーさんが機転を利かせてくれた。「幌を上げれば載せられるかな~」
そう。そのトラックはたまたま幌ありで、荷室の高さを可変できるタイプだったのである。実にありがたい。ご厚意で広げていただいた荷室にわーっと一気に荷物をなんとか運び込み、新居への搬入をわーっと終えたのであった。すべての作業を終えた後、ドライバーさんが「うちじゃなかったら危なかったかもね~」と呑気に言ってくれたが、本当にそのとおりであった。
その翌日11月28日9時、いよいよ室内撮影。
ここまでの怒涛の展開で、すでに疲労困憊ではあったが、売却活動はここからが本番。15時からは、記念すべき1組目の内見客のお出迎えである。いったいどうなることやら。
(つづく)