COLUMN

2020.02.28

「整骨と生活」by 林世詩成 第3回/中学生

私はヘル中でした。
ヘル中って分かりますか?
自転車に乗る時は学校指定のヘルメットを着用しないと校則違反になってしまう田舎の中学生の証みたいなものです。

中学時代はバンドは嫌いでした。

リア充がモテるために始めるものだと思ってました。

私の中学時代はそんな感じです。

そんな私も社会人になり業種的に様々な年齢層の患者さんを治療する機会があります。

新社会人の頃中学生を治療する機会がありました。

会社のマニュアルでは学生とは仲良くなり過ぎてはいけません。先生としての威厳を保ちましょう。と言われてましたが気の合う人に年齢なんか関係ないと思ってました。言いたい事はもちろん分かりますけどね。

彼らはバンドが好きとのことで意気投合してCDを貸してみたり一緒に食事しに行ったりライブに行ったり公私共に付き合いがありました。

「学校よりも整骨院の方が楽しい!」

なんて嬉しいことまで言ってくれました。

治すことが最優先ですがどうせ治すなら楽しい方がより良いと思ってます。

今ではみんなそれぞれ大人になって林整骨院音楽祭2017にお客さんとしてわざわざ来てくれたり…。

林整骨院音楽祭2018では1人はバンドを始めて演者としてまた1人はデザインの道に進みフライヤーをデザインしてくれたりしました。(しかも第1回のフライヤーをデザインしてくれた惣田紗希さんに憧れているとのこと!)

彼らが中学生の頃あら恋や水中、それは苦しいのCDを貸したり一緒にライブに行ったりしていたので伏線の回収だぁ〜とか勝手に思ってました。

先輩風を吹かすのが苦手なタイプなので威厳もなく軽くイジられてる気もしますが笑。
彼らとはずっと友達だと私は思っています。

これからもまだまだ伏線の回収を色んなカタチで出来たら。

人と関わるとわずらわしいことに巻き込まれたりすることもあるけどこんな素晴らしい体験も出来る良い職業だなと思えた体験でした。

林世詩成

PROFILE

林世詩成

栃木県真岡市
林整骨院の副院長(2代目)
平成元年生まれ

ライブハウスでは林整骨院音楽祭。
自身の院内では林整骨院音楽会などの音楽イベントも企画している。

施術とライブのコラボレーションなど整骨院にしか出来ない音楽イベントを模索中。

2児の父でもある。

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