COLUMN

2021.12.28

「miNamiの車窓から」 by miNami 第5回/初めてのカルチャーショック

前回ブラジルに到着したお話で終わりました。
ようやくブラジルに着きましたよ~長かったですね~…。
(コラム始めてから1年ほど経ったのでは)

なかなか着かなくてすみませんでした…。

というわけで、
小学校6年生miNamiちゃんはブラジル、サルヴァドールに到着致しました。

まぁもうあれですよ、ついた時は
やっと着いた~~~~~~で頭もいっぱいですし、口にも出しました。笑
本当に遠かったです。日本の裏側。

空港に着くまではものすごいボロい空港なんじゃないかなと思っていたのですが、予想以上に綺麗な近未来的空港だった印象があります。
しかし人がいない。笑
やっぱりあんまり観光で来る人はいない地なのかなと思ったりした記憶が。

なんやかんやで空港をウロウロしておりましたら、空港には道場の師匠が迎えにきてくれていました。

よくきたな~~~~~って感じでブラジルっぽくハグとほっぺにキスで挨拶。私外国きちゃったなぁ~~~と謎の優越感を覚えています。

いざ空港を出ましたら真っ青な空が広がっていたわけでして、快晴なんて日本でもありますがブラジルの快晴ってだけで一生の宝物を見つけたような気分になりました。もうブラジル来たんだという事実に興奮がダダ漏れてしまっていたんですよ。

空港から道場まではバスで移動しました。
日本の高速バスみたいな感じのバスに乗ったと思います。
バスから見えた景色はこんな感じ。って写真を載せたかっのですが、
どうも当時の写真を見つけられず…

「サルヴァドール バーハ海岸」

と検索して景色をみてください。
綺麗な海岸線沿いの写真がいっぱい出てきます。

そんなこんなでようやくオンジーナ、寝泊りさせてもらう道場に到着。
道場は真っ青な可愛い建物。
一階は道場と師匠が寝てる場所、
二階は師匠の奥さんと犬、その他の人(その他についてはまた説明します)が住んでいる場所
と言った感じの住居になっておりました。

私は2階のお部屋を使わせてもらうことに。
あと今はもう完成しているそうですが、当時はキッチンを工事していて壁もないから外丸見えのキッチンがありました。あれはあれで可愛くてよかったなぁ。
ちなみにキッチンのコンロは3口くらいあって、1.5口しか使えなかった記憶がある…。
そしてシャワーは水だけ。

と、まぁ日本ではない感じのお住まいにお邪魔することに。

(突然ですが今ここまで書いて思うことは当時もっとその時に感じた瞬間とかを日記に書き記しておきたかったなぁと非常に思います。
濃い毎日を過ごしてましたが、詳細に伝えることができなくて残念な気持ち…。
宿題もできない日記もつけれない子供だったことをすごく恨みます…。
あの時の私もっと頑張っておけよ…。)

とりあえず家を一通り見てから道場の方に降りていくと、外に近所の子供達や道場に通う生徒が来てました。

毎年道場には日本から生徒が修行に来ているわけですが、子供の生徒はなかなか来ないので珍しかったのか野次馬みたいな感じでわらわらおりました。

近くにいた男の子にブラジル行く前に頑張って覚えたポルトガル語で自己紹介したけれど、なんやらキャッキャッ言うとりまして、何言ってんのかなと思い同行してくれていたSさんに何と言ってるのか聞いたところ

「こいつ男?女?どっち?わかんねー!!!wwwww」

と言う感じだったようでして。笑
今でもよく間違えられるわけなんですけども、当時からボーイッシュ超えて小僧みたいな容姿だったもので何といいますか、あの子らからしたら日本人ってことよりそっちの方が珍しかったようです。
それもそうです、日本人12歳の私、ブラジル人12歳の女の子、比べるとですね、何だろうな。様々な部分において育ち方が違うわけですよ。体も心も。
12歳の少女ではなくて、12歳の女って感じですよ、ブラジルは。笑
そんな感じなもんですから、勘違いもされてしまうわけですよ。

なんやかんやの流れがありまして、なぜか容姿と反して私は男と間違えられることに対してすごく腹を立ててた記憶があります。その時も日本語でうるせぇだなんだと怒ってた気します…笑だけど結果的に何だか仲良くなって、たしかその後海に行きました。

これはその時の写真だったと思います。

ビーチまでは道場から歩いて5分もしないところで、とても綺麗な海でした。あんな海は日本では見れないだろうなぁと今でも思うほど綺麗な海でした。

ここに来るまで色んな日本とのギャップを感じまくった私なのですが、ビーチでもさらなるカルチャーの違いに驚き。

子供数人、師匠、Sさん、Hさん(先にブラジル到着していた先輩)と行きまして、よし泳ぐぞ~とみんなザブザブ海に行く中、私も水着になり入ろうとしたところ、師匠が

「おい、miNamiが着てるそれなんだ?」

たしか…上下に分かれているタンクトップみたいな水着だったと思うのですが、水着ですから

「これは水着だよ」

と言いましたら、

「何だって!!!ビキニを着ろ!!!ビキニ以外水着じゃない!!!!」

…。
え~無理~全然無理~、とか思ってドン引きしてたんですけど、他の子供にも変なの!!とか言われてなんでか分からんけど、スタンダードな水着着てるだけなのにどんどん恥ずかしい気持ちになると言うブラジルマジックにかけられて、後日ビキニを買いに行くことになりました。(紐パンだけは頑なに断りました)

実際ね、ビキニ以外ビーチにはいませんでしたよ。ビキニとお尻出てる女しかいませんでした。男性陣からしたら夢のような景色が広がっていたと思いますよほんと。笑

そんな初めてのカルチャーショックの連続が続いた1日目でした。

色々書きたいことあるんですけど
とりあえずブラジル到着した話はここまで終わろうと思います。

みなさんブラジルに行く時はビキニ必須ですよ。

それではまた~

PROFILE

miNami (ミナミ)

1996年10月13日生まれ
オルタナティブ和太鼓バンド《あみだあくび》のVocal.
バンド活動以外はバンドのライブ撮影のお手伝いなどなど。
たまにデザインのお仕事もお手伝いしている。
2020年からFREEZINEのスタッフとして加入。

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