COLUMN

2022.08.09

「ズッコケ園芸家日記」 by 清水 里華 第6話/茂みの中

このコラムは、FREEZINE編集部にして、家庭菜園の超ド級初心者であるわたくし清水里華が、いっさいの知識も経験もないまま丸腰で野菜作りに体当たりし、トライ&エラーを重ねていく姿をドキュメントでつづり、大いに笑ってもらおうという趣旨の、リアル現在進行形のコラムです。

「さようでございます。あのパクチーたちを見つけたのはわたしに違いございません。わたしは今朝いつもの通り、畑の手入れをしに参りました。すると、わっさり茂った若葉の中に、パクチーときゅうりとトマトがあったのでございます。」

以上、書き出しの元ネタは芥川龍之介「藪の中」でした。本日は、その後の野菜たちの成長の様子と、それらを収穫し美味しくいただく過程をレポートしてみたいと思います。


梅雨も明け、一気に育った畑の若人たちがこちら。とっくに背丈を超えているではないか。


まずはパクチーの様子をお伝えしましょう。
どうですか、このわっさりぶり。


これはもう食べごろですな、
ってんで早速収穫してみむとす。


ボウルにたっぷりこんなに。


あっという間にタイ風サラダの完成である。


続いて、きゅうりの様子をお伝えしましょう。
こちらは、雌花の付け根に
かわいい節成くん1号が結実している様子。


それから数日が経過し、気づいたらこう。


さらに数日が経過し、気づいたらこう。
こいつはいけない。どんどこ収穫せねば。


なにこのサイズ。


キッチンに連れて帰り調理開始。


自家製きゅうりとパクチーで
タイ風サラダ(2回目)の完成である。
奥に見えるのは自家製きゅうりと
みょうがの浅漬けである。


続いて、ミニトマトたちのその後ですが、
記念すべき第一号はこちら。
虫に食われとるやないかい。


その後、順調に3種のトマトはすくすく育ち、
調理された様子がこちら。
「シェフの気まぐれ豚しゃぶサラダ 菜園育ちのトマトと共に」


通説によると8月いっぱいで夏野菜の時期は終わるとのことなので、
それまで収穫とメンテナンスを続けていこうと思います。待て次号。

PROFILE

清水 里華(シミズ リカ)

都内の広告会社に勤めるクリエイティブディレクター兼コピーライター。
ときには、戦慄のオルタナティヴロックバンド「Very Ape」でドラムを叩き、ときには、WEBメディア「FREEZINE」で企画+取材+構成+イラストを担当。

Very Ape

Twitter