COLUMN

2019.04.30

「職業・蟲役者」 by 梅原江史 第2回/タイムカプセル

「絵だけを描いて生きていきたいんです!」と相談されました。
職業として絵に携わる仕事だってあると思います。
でも、きっとそういう答えをきいているんじゃないと思うんです。
プロミュージシャンになったベーシストの友達がいまして。
芸能人のバックで演奏する姿をテレビでみつけて、「やめてったやつも多いのにすごいじゃん!」と電話しました。
彼はこう言うのです。
「すごくねぇよ、何が悲しくてあんな小娘のバックでベース弾かなくちゃいけねぇんだ」と。
…確かに。
一見、夢を叶えたかの様にひとの目には映る仕事でも、現実はそうじゃないことがよくあります。
絵でも音楽でも演劇でも何でもいいです。
成功っていうのは続けることです。
絵だけを描いて生きているふうに思われているひとだって絵を描き続ける為に必ずいろんなことをしています。
おそらく、絵を描く行為自体よりも生活の大半を占めている筈です。
絵だけを描いて生きていくことは無理です。
ただし、生活に関わるすべてを絵を描くことに繋げることは可能です。
それが「絵を描いて生きる」ということ。
どうか自分に飽きない生き方を。

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PROFILE

梅原江史

インディーズバンド「MUSHA×KUSHA」のパフォーマー。
1998年結成以降、ライブ総数は2000本を超える。
踊りを担当する他、作詞の多くを手掛けており、MUSHA×KUSHAにおける精神的支柱として知られる。

MUSHA×KUSHAサイト

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