COLUMN

2020.03.27

「整骨と生活」by 林世詩成 第7回/人脈

人脈って言葉がずっと苦手で普段から出来るだけ使わないようにしている。

「林は人間関係狭く深くなタイプだよな。俺は浅く広くなんだよ!」

と高校時代からM君に言われていた。

M君は僕よりもずっと成績も良くて異性にも人気があるタイプだった。

学力もコミュ力も高い。

今は都内でバリバリ働いていてこの表現はあまり好きではないが世間で言われてる「勝ち組」ってヤツだ。

そんな感じでM君と僕はあまり似たタイプではないけれどもなぜかずっと仲は良い。僕はM君を心の底からリスペクトしているし好きだ。

きっと高校時代も1番一緒にいたと思う。

今でもイベント開催の時に激励のメッセージと共にTシャツを買ってくれたり地元に帰省したタイミングで会って色々話したりとM君も僕のことをずっと好いてくれていると思う。

M君に言われたように狭く深くな人間関係は今も相変わらずですがイベントを開催していくうちに自分の中でも気持ちの変化は確実にあって

「本当にわざわざ来てくれてありがとうございます。」

「これやっぱり良いっすよね。最高っすよね。」

みたいな1対1の関係性がひとつひとつ増えていく分には悪くないなぁと思うようになってきました。思いがけないタイミングでライブハウスで再会して一言二言話すだけでもなんだかちょっと豊かな気持ちになったり。

群れずに媚びずにみたいな自意識の塊な僕は人並みに小箱の小規模なイベントで転換中や開演前の疎外感を味わってきているので自分のイベントの際は疎外感を感じる人がなるべくいないといいなと思っています。

あれこのイベント自分以外もしかしてみんな知り合い?みたいな。笑

もちろん1人になりたいとか浸りたいという方の気持ちも分かるのでなるべく考慮というか見極められるといいなとも思います。

ただやっぱり人脈って言葉は苦手。笑

林世詩成

PROFILE

林世詩成

栃木県真岡市
林整骨院の副院長(2代目)
平成元年生まれ

ライブハウスでは林整骨院音楽祭。
自身の院内では林整骨院音楽会などの音楽イベントも企画している。

施術とライブのコラボレーションなど整骨院にしか出来ない音楽イベントを模索中。

2児の父でもある。