COLUMN

2020.08.13

「こんなコラムにだれがした」 by ミケラ 第14回/こんなコラムにだれがしたその14

ちょっと間が空きました!ごめん!その間に野田サリーにて配信ライブやっとりました。

この時代に出来る事を。なるべくリスクは減らしてって考えてます。

さて、、、、

どこまでいったんだっけ?


Vol1

Vol2

Vol3


、、成る程忘れてたな、、。

まままなかなか面白い経緯で生きてますね。

そう言えば先日、母に呼ばれましてまぁ、2人で死体の処理について話してました。勿論母のね。もうそんなに長くも無いかなって歳だし、実際最近まで入院してたのでね。

彼女が死んだ後こうしたいって話を聞いて、墓もお金がかかるし、手間もかかるからお墓は無しにしようかね、とか、海に流してくれないかとかね。

そこで母親がクシャクシャの紙を持ってきて『こうゆうのに安く埋葬出来るの出てるから』と霊園のお知らせみたいのを渡してきたんだけど、『大丈夫よ、ネットもあるから僕調べるしな』って話をして。


その紙見ながら貧乏って死に場所すら選べないよなって、少し悲しくもなったり。

でも最終的な親の諸々は全部やるからって兄と縁を切ってますのでキチンとやってあげたい。そん時には会わなきゃならんのだろうけど。多分そう遠くない未来なんだろう。


さて、んじゃまた書いてみる。

402

これが僕の嫌いな数字です。

その時

僕の住んでたマンションはちょっと特殊でマンションなんだけど、二階があるような所で。

ここがまた、大変。まずボロくてなんか陰湿で。

前に話したガキ大将が入ってきて兄の頭ぶん投げたのもここ。

そこの部屋番号が402。

そんな中でそこを引っ越す時が来て、その部屋から僕達家族は別の住まいに行ったんですね。

それから暫くして新聞に載ったのが

僕らが住んでたその部屋で殺人事件。

母から『アンタこれ前に住んでた部屋よ!』と、僕も幼い頃なんで、新聞にそんな部屋番号まで載せるモンなのかい?とか今となっては疑問もあるんだけど、時代が時代なんで分からない。多分載ってるような時代だと思う。もう30数年前だから。まぁでもそこのマンションなのは間違い無いし、確かにその頃話してて『これはあそこで間違い無いよね』って話になった記憶がある。

風水的な事や占いなどは基本的に信じてないタイプですけど、なんかしらあるのかもなって思うのは思う。てか例えば収入に比例しての生活環境とかさ、低ければ低い程、困窮した家庭や訳有りの人達が集まる訳でね。

ある時は

片親が水商売の家の子供ってのは毎日夕方から真夜中まで子供だけの時間なんですね、今はもうあれだけど、小さい頃は兄と抱き合って寝てた。

なんか怖かったからね。何が怖いかなんて分かんないけど。

そしたら

ドンっ!

ってちょっと文字だと分からないけど部屋ごと殴られたみたいな音がして目が覚めて、なんだか分からないからベランダから(4階なので)下を見たら

吹っ飛んだバイクと首の曲がったフルフェイスの人がベランダの真下の道路に転がってて。事故の上に轢き逃げで、更に、、んー、、、、ちょっとグロいから割愛しますけどそんな事もあった。

この話はその後引っ越した部屋と混同してる可能性があんだけど、どっち道変わらないです。

引っ越した部屋も402号室だったから。

でも当たり前の話ですけど、402って数字を苦手としているだけで、他の人の部屋がとかそうゆうのは無いですからね、単純に自分の人生で良くない数字ってだけです。

そう言えばこの頃に自分の人生の中では1番長い期間だった父親が来たのもこの辺り。

悪い人では無かったんですけどね、結構ユーモアもある人だったし、何とか連れ子の僕らを笑わせようと色々してくれたりしてたし、確か青山大学出身で、経緯は分からんけどキャバクラのウェイターやってたんだよな、良く聞かされてたもの『いいか?キャバクラのトイレの掃除って分かるか?綺麗にしたつもりでもこう言われるんだぞ、【綺麗にしたなら舐めてみろ】ってそれ位大変なんだ』って話を。

それでそこを辞めて、きっと彼もマトモな仕事について、母と上手くやって行きたかったんだろうなんか色んな仕事を渡り歩いてた。

ソフトクリームを作る機械を売り歩く営業とかね、僕ら子供達に『いいかー、これこの機械で簡単にソフトクリームが作れるんだ、ホラ食べてごらん』とかってソフトクリーム作って貰ったり、美味しかったですよ。

でも何も上手くいかない。彼のせいなのか、それとも運が悪いのか多分どちらもあっただろうし


良くさ、今のネット長者みたいな金持ちの人達が言うじゃん『やろうとする努力をしているから金持ちになってるだけで、やらない奴は情弱の馬鹿』みたいな事を。


でもね、僕の考えではそんな事は無い。


必死にやったってやってもやっても、何をしても上手くいかない環境や人生ってたまにあるんだよ。じゃあその人が情弱かとか根性が無いとかそんな事は無いんだよ、『なんで自分の人生は』って人の顔を沢山僕は見てきたから思うんだけど、上手くまわらない人生も、その痛みも『馬鹿』なんて言葉で吐き捨てないで欲しい。


皆んなゴッホを天才と崇めるなら、そこにあんなに高額な値段をつけるならその人生を調べてみたらいい。アイツは情弱の馬鹿だな、なんて思わないだろう。変わり者だったんだろうなとは思うけどさ。


そんな彼も少しずつ、自分の人生の辛さから変容していくんだけど、これはまたいずれ。


とりあえず今回はここまで。


まぁ、僕が自分の誕生日が苦手な理由はこれです、祝われるのは有り難いんだけど、これだけで無くここでは書かない色んな事があって複雑な気持ちになってしまうんですよね。なんか悪い意味でのカルマを感じますよね。


自分の誕生日が4月2日なんて。

PROFILE

ミケラ

『滑稽のドア』のGr.Vo『野田サリー』のVo.ハーモニカをやりながらMVの撮影、編集をしつつ、レコーディングをしたり、MIX、マスタリングをやってみせて、その上でグッズの制作、デザインをやったりしてるただの酔っ払い。

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