COLUMN

2019.04.02

「職業・蟲役者」 by 梅原江史 第1回/失敗から初めてみよう

どうも、こんにちは&おやすみなさい。
様々な職種におかれるミクロなあなたがご覧になるであろうコラムの始まりです。
自由という言葉の定義を考えてみました。
どういうひとのことを自由だとお思いだろうか。
結論からいうと寄り道ができるひとのことです。
余裕の作り方にもいろいろあるわけです。
たとえば。
デートでおごらざるを得ないバーにいったにもかかわらず、泡だらけのビールを出されたときにどう思いますか?
おれならきっと、こういう筈です。
「泡のないビールはビールじゃありませんよね!」
自分が発する言葉っていうのを客観的に捉えてみて下さい。
「みんながどう思っているのか」とか「正解は何なのか」とか考えたとき、そもそもひとは狭い視野に陥りがちなものです。
その狭い視野が生んだ不自由が我々の日常の大半を支配しています。
正論という言葉を多用する人間は愚かです。
誰もが反省や後悔を繰り返して生きているわけです。
コミュニケーションの基本は決して正論を唱えることではありません。
むしろ、他人との接点は非常識な部分にあります。
ときとして共有しがたい個性こそ、それをどうプレゼンするのかというのが意外と不自由に支配された日常への突破口だとおれは考えるわけです。
自由っていうのは思い通りにならないことをおもしろがれる感受性のキャパシティ。

PROFILE

梅原江史

インディーズバンド「MUSHA×KUSHA」のパフォーマー。
1998年結成以降、ライブ総数は2000本を超える。
踊りを担当する他、作詞の多くを手掛けており、MUSHA×KUSHAにおける精神的支柱として知られる。

MUSHA×KUSHA Webサイト

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