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2021.03.12

クロサキヒロミの人生の転機になった10の音楽

FREEZINEが選ぶ「人生の転機になった10の音楽」シリーズ。
第5弾は、mizuirono_inuメンバーにして様々なアーティストの作品にも参加するピアノ弾きのクロサキヒロミ!

もしもその音楽と出会っていなければ、いまの自分はない。人は誰しもが、そんな人生の転機となった音楽を持っているもの。そこでこのコンテンツでは、各界のFREEZINEたちに、自分史上において転機となった10の音楽を選んでもらい、当時のエピソードと共に紹介していただきます。選ばれた音の並びから、人となりが見えてくる。

モーニング娘。『LOVEマシーン』

人生で初めて、自分が欲しいと思って親に買ってもらったCDでした。あの頃の田舎の小学生女子は全員モーニング娘。が大好きだったと思いますし、少ないお小遣いをブロマイドに全ツッパしていたのは私だけではないと思っています。こんなに大好きなのにASAYANは地方ゆえに映らず、愛の深さが結果に比例しないことはモー娘。から学びました。私の推しは市井紗耶香ちゃんからの矢口真里ちゃんだったのですが、ご覧の通り私はちょっとやべーやつに惹かれてしまう癖があるようで、今にして思えばこの頃から既に頭角が現れていたようです。ちなみに初めて自分で買ったCDは関ジャニ∞の1stアルバムでした。アイドルはいいぞ。

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フジ子・ヘミング『奇蹟のカンパネラ』

4歳からピアノを習い始めていたこともあり、とにかくクラシックピアノのCDは沢山聞いてきました。中でもこのCDは一番聞いて育ちました。今でこそ唯一無二のピアニストとして絶大な人気を誇るフジ子・ヘミング氏ですが、そのオリジナリティ溢れる曲調に昔は賛否両論あったようです。私の母はフジ子氏のピアノが大好きで、それに伴い私も大好きになりました。言葉にするにはおこがましいのですが、私のピアノの根幹にはフジ子・ヘミング氏があると思っています。カンパネラはあまりにも有名ですが、フジ子はショパンもいいぞ。

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植松 伸夫『FINAL FANTASY Ⅶ ORIGINAL SOUND TRACK』

人生で一番聞いているCDです。中学生から大人になった現在まで、頻度に差はあれどず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと聞き続けている音楽です。インストゥルメンタルの良さに目覚め、植松氏を崇拝し、憧れのあまり「将来はスクエニで音楽を作る!」と豪語していたかつての私ですが、スクエニに入るには音楽が作れるだけでは駄目なのだということに気づくことができず、時既に遅し現在に至ります。もちろん音楽だけでも最高なのですが、そこに物語の情景がプラスされることで得られる感動は何物にも替え難いので、皆さんもよろしければ是非FFⅦをプレイ(エアプ可)してみてください。黒マテリア。

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越前リョーマ(皆川純子)『THE BEST OF SEIGAKU PLAYERS I Ryoma Echizen』

中学生時代は絵を描いているか、漫画を読んでいるか本を読んでいるか、三國無双をやっているか、ジャニーズにハマっているか、ハンゲームやってるか、お絵かき掲示板に入り浸っているかをループする世界線で生きていたので、都会で流行りのバンドサウンドなんてものには全く縁が無く、もっぱらアニメのキャラクターソングかサウンドトラックを聞き漁るのが音楽鑑賞の常でございました。「テニスの王子様」は当時のオタク女子にとって避けては通れない作品であり、主要キャラクター全員がオリジナル曲をリリースするという革命が起きたのもこの頃のことでございます。後に歌モノの作曲が楽しくてたまらなくなるのですが、きっとキッカケはここにあったのだと思います。今聞くとオケの安さに笑う。だがそれがいい。

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Anko Hewdelk管弦楽団『The Lights Of Earth』

インターネットで自作の曲を公開するにはMIDIが主流だった頃、「HAPPYDAY」というサイトで管理人のあんこさんの曲に出会いました。当時のMIDIで表現できる音の限界はお察しで、それでも、単調なピアノ音源一本で奏でられる「刹那の夢」という曲に心底感銘を受け、今でも忘れられずにいるというファンが決して少なくないアーティストさんです。あんこさんの曲たちのシンプルな構成と完成度の高さが、私の音楽における理想となっています。でもすぐに音数でゴリ押してしまいます…。

reading note『7+3』

バンド演奏を始めて間もない頃、たまたま観に行ったイベントでお目当ての対バンとして出ていたのがreading noteさんでした。当時のメンバーでギターを弾いていた鈴木さんが、なんとボーカルじゃないのに演奏中に歌詞を口パクしていて、そんな楽器弾きを生まれて初めて見た私はもうあまりの衝撃で呆然としちゃいました。これがバンドか、と。以来私も可能な限り歌えるところは一緒に歌うようにしています。バンドだからできる見せ方みたいなものを意識するようになったのはreading noteさんのお陰様です。曲は「たゆたう」が好きです。

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filly shully『深層エモーショナル』

いろいろこっぱずかしいしアレがソレな部分は多々ありますが、やっぱり自分にとっては切っても切れないバンドなので挙げさせてください。私が初めて本格的に活動したバンドで、初めてMVを撮ったのも、初めて流通リリースしたのも、初めてツアーに出たのも、このfilly shully(ふぃりーしゅりーと読みます)でした。「色づく頃に」という曲の中に「10年先も変わらずいてね」という歌詞があるのですが、当時のVo.渚ちゃんとは、あと2〜3年で10年一緒にいることになるので、その時は2人でアンサーソング作ったろと個人的に企んでいます。

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Virgin Babylon Records『ONE MINUTE OLDER』

私がクロサキヒロミとして活動するキッカケとなったアルバムです。今現在一緒に音楽してくださってる方のほとんどが、このアルバムのご縁で繋がっていると思います。私は一般公募での参加だったのですが、ここだけの話…勝算はちょっぴりだけありました。と言うのも、「Virgin Babylon Recordsで1分の曲」という条件であれば集まる曲の大半は、バージンバビロンらしさを追求したカオスな曲だろうと思ったわけです。片や私はと言うとピアノ一本のどシンプル設計ですから、物理的に印象に残りやすいんじゃないかなと企んだ次第で。結果的に悪巧みが功を奏して採用に至るのですが、蓋を開けてみればアルバム内にはピアノソロが拙作ともう1曲。誰だこの曲を作ったのは!!?!?……次回「新加入したバンドのエンジニアさんはKASHIWA Daisuke氏♪」、お楽しみに。(続/かない)

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CHON『Chon』

お世話になりまくっている大先輩の原田さん(from Aftertalk)に教えて頂いてどハマりしたアメリカのバカテクバンド。年齢を重ねるにつれて音楽に対して純粋に感動したり楽しんだりすることが難しくなっていく中、精髄反射でファンになりました。CHONはインストバンドなのですが、曲中の楽器ごとのフレーズや構成などなど、勉強になる部分がわんさかある反面、あまりのバカテクすぎて結局生かせないという切なさ。早くコロナには終わって頂いて、このバンドを生で観られる日が来て欲しいです。

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piana『raula』

つい先日、たまたま見ていたテレビから自分が弾かせて頂いた曲が流れてくる、という初体験をしました。それが今年2021年1月20日にリリースされたばかりのこちらのアルバムに入っている「North」という曲です。まだ世に出たてほやほやで、私も言語化するには難しい感覚なのですが、このアルバムが間違いなくもっと大きな転機になりそうな予感がしています。自分の見えないところでそれが起こりそうと言いますか、とにかく今はこの直感を大切にしてみたいです。転機にするぞ、と気合も込めつつ。あと単純にこのアルバムがすごく良くて好きで、今一番聞いてるCDです。

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改めて「人生の転機になった10の音楽」を選んでみて。

「影響を受けた音楽」というものを考える機会は少なからずあったのですが、「人生の転機になった音楽」となると、似ているようで実は全然違うのだなと今回体感しました。自分のラインナップに思うところはあれど、憧れのFREEZINEさんに載れたのでヨシ!!!嬉しい!!!!!あとmizuirono_inuはまだ盤には参加してないので、その時が来たら「転機10」入りします。

PROFILE

クロサキヒロミ

ピアノ弾き。
最近は主に音楽集団mizuirono_inuにて活動中。
上記バンドでは「ヒロミザダークスキル」というリングネームがあり、本人は密かに気に入っている。

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