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2023.03.28

ドクターマーチン遍歴を振り返る

文:清水 里華

みんな大好きドクターマーチン。でも、そもそもドクターマーチン=「マーチン博士」って何者なのかを知っている人はそう多くない気もする。そこで、これまたみんな大好きChatGPTに聞いてみた↓


「ドクターマーチン(Dr. Martens)は、イギリスの靴メーカーであり、特にその厚底のブーツが有名です。ドイツの医師であるクラウス・マーテンスが、足の負傷から靴づくりに興味を持ち、第二次世界大戦中に開発したことから名付けられました。
初期のドクターマーチンは、柔らかい革とクッション性のあるソールを使用して、足の負傷を抱える兵士たちに快適な履き心地を提供しました。その後、1960年代には、ロックやパンクのサブカルチャーにおいて、靴のシンボル的な存在として注目され、今日ではファッションアイテムとしても人気があります。」


↑こいつ、しれっと嘘をつくこともあるらしいので真実は定かではないが、おそらく大筋は間違いないであろう。


実際めちゃくちゃ歩きやすいし、その微妙なゴツさ加減が、キレイめファッションにもカジュアルファッションにも謎にちょうどいい。しかもレースアップ、サイドゴア、厚底、プリント、ブランドコラボなど、時代に合わせたマーチャンダイジングが実に巧みで、自分もなんなくその術中にハマり、これまでなんだかんだで20足以上買ってるかもしれない。

定番の8ホールとか10ホールの編み上げもめちゃ可愛いんだけど、ものぐさな自分が最初に買ったのはサイドゴアブーツ。私が幼少期から愛するビートルズが履いてたブーツがマーチンかどうかは知らないんだけど、写真で見る限りサイドゴアだったんすよね。そんなこんなでおっかなびっくりマーチンのサイドゴアを履いてみたら、履きやすい上に歩きやすいし、シルエットもシュッとしてて最高なんですよね。ブラックなら汚れも雨も気にせずガンガン歩けますし。で、履き倒した結果、ソールがへたるよりも先に小指側のアッパーレザーが破れた(どんだけ)のをきっかけに、いろいろなタイプを買い求めるようになりました。

そんな優等生のマーチンブーツであるが、難点をあげるとすれば、おろしたてのアッパーがめちゃくちゃ硬いため、おろしたては脚(主にすね前側)の生傷がマジで絶えないんですよね。


新しいブーツめちゃ可愛い!→

今日はめっちゃ歩く日だけど頑張って履いてみよう・・・→

おい!やっぱ脚の皮膚めくれて出血しとるやないかい!→

おいマーチン博士!お前の靴、足に優しいどころかめっちゃ危害加えてるやないか!どう落とし前つけてくれんねん!→

・・・でも可愛いから、傷が癒えたら頑張って履くしか・・・→

っておい!やっぱ脚の皮膚めくれて出血しとるやないかい!→

おいマーチン博士!お前の靴、足に優しいどころかめっちゃ危害加えてるやないか!どう落とし前つけてくれんねん!→

・・・でも可愛いから、傷が癒えたら頑張って履くしか・・・


こんなループ経験された方、表にはあんまり出てないけど実はめちゃくちゃ多いんじゃないかなと思ってます。
それでも私はまた、トップ画像のマーチンを21足目として買ってしまったのであった。マーチン、恐るべし。

https://jp.drmartens.com/

PROFILE

清水 里華(シミズ リカ)

都内の広告会社に勤めるクリエイティブディレクター兼コピーライター。
ときには、戦慄のオルタナティヴロックバンド「Very Ape」でドラムを叩き、ときには、WEBメディア「FREEZINE」で企画+取材+構成+イラストを担当。

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