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2023.03.21

消費税の確定申告とかいう敵

文:Ape

FREEZINE運営メンバーのApeです。
たまにはお仕事系のブログを書こうと思います。
恐らくこのサイトを見てくださっている方の中には個人事業主の方が結構いらっしゃるのではないかと思います。僕も6年か7年ぐらい前にサラリーマンから独立して、EC事業などを営む個人事業主になりました。

個人事業主の皆様は3/15と聞けばそれが確定申告の提出期限日だとすぐに分かると思います。それぐらい確定申告というやつは僕たち個人事業主の脳や心に物凄いインパクトでもって深くブッ刺さっている訳であって、独立した当初なんて皆「なんでこんな面倒くさいことやらなあかんの?」と思ったはずです。日々の業務だけでも大変なのに、面倒な帳簿付けや伝票整理をやらされた挙句、最終的に税金としてお金まで持っていかれるなんて、鬼かな?と。
まあ、最終的にその召し上げられた税金が公共のサービスや福祉などに有効に使われるならええけども、それも実際どうなのかよく分からんしね。

ところで僕は独立した当初、確定申告というものはこの世に1つしか存在しないと思っていたのですが、自分の商売を頑張って成長させて売り上げが1,000万円を超えた時に、突然税務署から「お前は課税事業者になったから、今後は消費税の確定申告もせよ」というような趣旨の書面が届き、それ以降僕は消費税の確定申告もしなければならなくなってしまったのです。
ちなみに「売り上げ1,000万を超えているなんて、お前さては結構儲けているな?」なんて思う方がいらっしゃるとすればそれは大きな間違いで、僕が営んでいる商売の利益率はとてもとても低く、冗談抜きで普通に会社勤めしていた時の方が全然お金がありました。
ただ、自分は毎日同じ時間に起きたり通勤したりする能力が著しく低く、さらに誰かの言うことに従うことが耐えられない尾崎豊のような人間だったので、仕方なく安定を捨てて現在の生き方を選んだのです。

と、話が逸れたので元に戻しますが、頑張って自分の商売を成長させて売上が1,000万円を超えると消費税の確定申告とかいう新たな敵があらわれてしまう(しかもネット上に消費税の確定申告に関する情報がかなり少なくて初めての時はマジで大変でした)。あと、それまで免除されていたはずの消費税を納める義務も発生してしまうので、リアルに経済的なダメージがデカい。現在、個人事業主として生計を立てている方でも、消費税の確定申告について把握されていない方って結構いるんじゃないでしょうか。

今回僕が言いたいことは、現在年間の売上1,000万円弱ぐらいで良い感じに商売をやられている方は、下手に頑張って1,000万円超えない方が良いかもよ、ということと、僕がもしタイムマシンなどで過去に戻ることが出来たとしたら現在の割に合わない商売を選ばないだろうということです。

Ape

PROFILE

Ape(エイプ)

戦慄のオルタナティヴロックバンドVery Apeのヴォーカル。
バイドク、mizuirono_inu、ロザンナのサポートベーシスト。
東京の端っこの高尾という町に生息。
生業はECサイト運営、プリンタブルTシャツ卸売販売。
AprilFool主宰。FREEZINE運営メンバー。

Very Apeサイト

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