COLUMN

2020.04.10

「整骨と生活」by 林世詩成 第9回/Velladonさんと息子

僕には2人の子供がいる。

まだ小さい子供にとって親の影響は大きい。

ウチの子にとって自分の親が整骨院でライブを開催することは普通のことだ。

施術とライブを混ぜることになんの違和感も感じていない。笑

友人から
「こういう環境で育った子供って将来どうなるんだろね!楽しみだ!」
と言われたりもする。

毎回イベントのたびにアーティストさんやお客さんにかまって頂けて楽しそうだ。

家に色んな人が来てくれるのが嬉しいみたい。

今まで来てくれたアーティストさんはみんな好きになったみたいでライブが終わった後しばらくは一緒にお風呂に入る時に聴かせてくれとせがまれる。

息子は今現在ウルトラマンと仮面ライダーにハマっている。

両方に詳しいVelladonさんと息子は打ち上げで話がはずみVelladonさんのことは特別に一目置いている。

僕も幼稚園児の頃ウルトラマンや仮面ライダーを観るためにレンタルビデオ屋さんに連れて行ってくれた親戚のおじさんを一目置いていたから気持ちは分かる。

イベントから数日後息子が唐突に
「何でVelladonさんって女の子みたいな服を着てるの?」
と聞いてきた。

僕は
「男の子が女の子みたいな服が着たければ着てもいいし女の子が男の子みたいな服が着たければ着てもいいんだよ。」
と伝えた。

息子は
「そんなんだ!男の子は男の子みたいな服しか着ちゃいけないかと思ってた!
でも僕はウルトラマンの服が着たいからウルトラマンの服を着るね!」
と。

別に子供たちには音楽を好きになってほしいとは思いませんが着たい服を着てなりたい自分になり好きなものを思い切り好きでいてほしいなって思います。

息子がたまに言う
「Velladonさんを整骨院かライブハウスにまた呼んでね!」
という約束はいつか実現させなきゃね。

photo by 武田政弘

林世詩成

PROFILE

林世詩成

栃木県真岡市
林整骨院の副院長(2代目)
平成元年生まれ

ライブハウスでは林整骨院音楽祭。
自身の院内では林整骨院音楽会などの音楽イベントも企画している。

施術とライブのコラボレーションなど整骨院にしか出来ない音楽イベントを模索中。

2児の父でもある。

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