COLUMN

2022.04.05

「文系恋人放浪中」by 赤城文 第2回 /20歳アイドルポルノ映画館で大惨事

胡蝶が舞い交わして、人々が恥交わす季節になってきて大層心地よいです。

あんまり感想頂けないので憶測ですがこちらのコラムを皆様に読んで頂けてそうで嬉しいので一言、いや、一文字でも良いので感想下さい

あとRTといいねと感想ツイートも願い賜けり

いつも赤城文でエゴサしているのでね…

私が唯一しっかりやっているSNSってインスタライブしかなくて(インスタライブで近況報告、人柄確認、認知、深い交流など様々な分野で活動しております♡)

SNSオンチで自撮り苦手&近況報告が苦手なりに毎日更新はしているのですが、改めて近況を言うと

DSのマリオカートにハマって150ccのグランプリに白熱したり

ほぼ毎日自炊している事ですかね(トゥイート参照)

あとは相変わらず古本屋やCD・レコードショップを巡ってお買い物しておりますルンルン

どんな本を読みますかと言いますと、
ジェメオス(ローストチェリーマーケットの通販から出ているカルチャー誌)とかツイートとか見てお分かりの通り少女性に強いコンプレックスと依存があるので私はロリオヂが出てくる小説が好きなので

最近は川端康成の「眠れる美女」を読んでおります

田山花袋の「少女病」も最近読み終えましたが迷惑老害キモオヂが死んでスッキリな感じでしたね

ああやって電車とか道中でジロジロ舐め回すように見る奴って目から搾取されている気持ちがして嫌だよね

さてそんな気持ちを超えるミンナが楽しみにしていた本題に入りましょう(前置きなげーよ!)

ポルノ女優の小川節子様のお顔が好きすぎて彼女の映画を見に行こうと(もう何がエロいかとか分からなくなっているので、何ならエロは芸術に直系してしまう脳みそ)名画座に行く感覚で、ポルノ映画館の上映予定をチェックしていたらある物が目に止まってしまいました

そうそれは、

四つん這いになった裸体の女の背には料理が並べられており、その人間机を挟むように向かい合わせで車椅子に座ったセーラー服の少女と医者と思わしき男が食事をする写真を!!!

もうこれをみた瞬間に全私の鍵盤をチャーンと押されてしまい頭の中には鐘が数多の鳴り響き全身が熱くなりました

美し過ぎる!!エロ映画だろうが何だろうが貴重なこのシーンを肉眼で見に行かなくては!!と、

レッスン後にポルノ映画館に直行したのです

念の為ポルノ映画館にはどういう暗黙の了解(ルール)があるのか下調べをしたのですが、


※あまりにザックリとした予習しかせずにいつも通りフリフリな私服で若い女が一人で行くことが間違いでした


※ハッテン場という認識オンリーのみで向かったのでよく考えたら無知な兎がライオンの檻に1匹で入ったのと同じなのでこれは100%相手が悪いわけではございません

(↑これ前置き共ね)

レッスン後の疲労、空腹、眠気に耐えながら館内に入り券売機でチケットを買い、受付でチケットを提示して早速ロビーからスクリーンの部屋に入りました

ここでまず感じたのは陰気というよりかは焦燥感とノスタルジックでした。ロビーの床の艶めきがやけに冷たく感じたのを覚えております


スクリーンのお部屋はミニシアターという感じで何一つ乱れた様子はなく、ソーシャルディスタンスの為人と人が隣同士になる様子はなく非常に落ち着いていたのと、

思ったより年齢層が高く、今思えばこれが川端康成の「眠れる美女」で江口がうら若き女体を目の前にするたび過去の色恋を彷彿とさせたり己の人生を振り返ってしまうあの極楽浄土へ行く準備に近い行いなのかと思ったが

やっぱりただ老人がマスを搔きに来ていただけかも…(高級オナニスト)(年金の使い道は自由)

そんな事を考えているうちに映画が始まり、情緒を感じる80年代の残り香が強い90年代初頭の絶妙な世代間を表すような画質と、主人公の女性のヘアスタイルに大興奮

しかしストーリーもエロスもファンタジーと焦りを感じて高級オナニストと映画厨どちらにも刺さる感じではないが逆にこの前戯すっ飛ばし起転転転生き急ぎ芸が高級オナニスト的には手短に済ませられて良い!って感じだったのかな…なんかもうあんまり集中できないや…

って感じでポルノ映画館に本来の目的を果たしに行く純な気持ちを持ち合わせていない己がやけに孤独に感じたのと、

自分が好きなカルチャーでも心の底から楽しめない事があるんだなと悲しくなった

その時!

中肉中背ノーマルアラフィフリーマンが「隣座って良い!?」と勢い良く飛んできて(ソーシャルディスタンスの張り紙ありの椅子の上)


「て、手繋ごう!?」と手を握ってきたので思わず

「何でだよ!」と振り払ったら
「そ、そっか恥ずかしいよね?」スーポジな返事をされガックシ…

上映中の映画館内を立ち上がって移動する勇気を持ち合わせてもなければ、己の強情な面の壁を超えるのではなくぶち破ってくるおかしな人が人生には数多登場する不治の病に自己肯定感がみるみる下がってHPはゼロ

ついこの間ものどかな昼間の地元の駅(ラブホ、ガールズバー 、キャバクラなど一切なし完全なる住宅地)で

「割り切りやってますか?」と仕事中であり移動中らしき若サラリーマンに後をつけられ声をかけられたばかりで自己肯定感を失っていたのによぉ…と


マァそんな事は置いておいてスーポジジィ(と呼ぶね)を無視していたら大人しくなり3.40分ぐらいソーシャルディスタンスは守らず映画を見ていたら悲劇は起きた!!!


続く

次回
「20歳アイドル、ポルノ映画館で大惨事!後編」

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性が言葉に、自責に、恥に、瞳に変わって女を傷物にするの。
どんな学びよりこの記憶が貴方を留める理由でしょう。
愛が言葉に、花に、口付けに、指輪に変わって女を飾るの。
どんな紅よりこの出会いが私を綺麗にしたでしょう。


2022.3.20 赤城文

PROFILE

赤城 文(アカギ アヤ)

2000年11月28日生まれ 東京都出身
セルフプロデュースアイドルグループ「あたし全部あげる。」のドールレッド担当と実の双子の妹(innesの可愛唯)と共に「ローストチェリーマーケット」として活動中。
主に作詞と振り付けを行なっている。

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