COLUMN
2020.03.26
COLUMN
2020.03.26
はい、そんなこんなで『こんなコラムにだれがした』第1席。
まずはとりあえず何よりも言いたいのは書籍化ですね。うん、書籍化してやんだからこうなったら。嘆願運動をして書籍化してやんだから。せっかくFREEZINEさんからこんな有り難い話を頂けたんだし。
んーと『滑稽のドア』『野田サリー』の2バンドをやりつつ映像したりレコーディングしたりデザインやったりの奴が僕なんですけども。
最新のMVだとこちら
MUSHA×KUSHAさんのMVですね。カッケェなぁ!!ままま今後こんな映像の作り方とかもたまにはあげれたら良いなと思うんですね、色々去年は制作させて頂けたからそんなバンドさん達の紹介も込みでね。
さて!とかく面倒な自己紹介はこんなとこにしておいて、今回僕が書かなければならない事は『コラムって何?』ですよね。もしかしたらこの文章読んだ人は笑ったかも知れない、じゃあ聞こうか。コラムってなんなんだ?
まぁまて!!ブラウザバック待てやぁ!!
いやね?『コラム書いて下さーい』『りょうかいー!じゃあなんかつらつら適当に文章書くからー!』ってのが僕は出来ない。性分的に。やはりコラムと言うならばまずはその概念からしっかり学んである程度の理解を果たしてからキチンと読者に寄り添う文章を書きたいと思うんですね。
そんな訳で僕はコラムの概念を理解する為に
横浜の立ち食い蕎麦鈴一に行ってきました。横浜民ならば皆んなが知っている鈴一、女性は躊躇うかも知れないが世の横浜市民男子は全員食べている鈴一である。僕は立ち食い蕎麦にはこだわりがある。それは『必ず天ぷら蕎麦を頼む』事である。たまに給料日の日などには清水の舞台から飛び降りる気持ちでコロッケなんかも追加しちゃうんですが、基本は天ぷら蕎麦。
昔都内のバンドマンの子にここを紹介したんですね『ここの蕎麦は美味いんだぜ!!』って。
そしたら彼は『きつねうどん』を注文しました。食べ終わって『どうだい?』って聞いたら『あぁ、、うん』って言ってましたね。
だろうな!僕は蕎麦を勧めたんだからな!!きつねうどんて!!!おまえ!!きつねうどんて!そっと言ったよ僕も『あぁ、、うん』て。伝わんねぇよ、いつだって気持ちは。
そんなこんなで天ぷら蕎麦と向き合いながらコラムについて考えてみる。過去にそういやコラム的な物はいくつか読んできた記憶がある、どんな事書いてあったっけ。何か世の中の動向や、世界の情勢。はたまた社会における闇に鋭く斬り込んでいくようなもの。そう、それはルポタージュ。
そうルポタージュ。コラムじゃない。
立ち食い蕎麦を食べ終わる。
近くの喫煙所に向かう。僕はコーヒーを飲みながらタバコを吸いコラムについて考える。
あぁ、こうして今日食べた立ち食い蕎麦の味やお店の雰囲気、時として採点などもしたり、その特徴を示していけば良いわけか。そうしていけば立派なお店ブログになるよね。
うん、お店ブログだね、それは。全然イメージと違うよね。僕が今日書かなきゃいけない事はコラムだからね。仕方が無いので僕は走りました。街を縦横無尽に。横浜で笑顔で走り回るおっさんがいたら僕だからそっと通報しておいて下さい、悪気は無いんです。たまにそんな事をしてみたくなるんです、昔バンド仲間と酔って帰り車で(運転した子は飲酒はしてませんよ)山に捨ててくれと叫んだのは僕です。本当にあの時はすみませんでした、こんな夜中じゃ危ないですよ!と言われながらも、いいから山に捨ててくれ!と言って山に捨てられた事があります。暗かったです。山と言っても都会の小さな丘みたいな所ですからこれを見てる人は本当に真似しないで下さい。熊とかそんなものでたらシャレになりませんから。その時エンジニアブーツを履いていたんですけど、4時間ほど歩いていたら車の標識に『高尾山まで10キロ』みたいな標識があったんですね、エンジニアブーツで高尾山登ったら面白いなって思ったんで目指したんですけど、そこから3時間ほど歩いて諦めました。足が痛かったから。重々申し上げておきますけど、そんな事したら本当に命が危ないので真似しないで下さい。山を舐めないで下さい。おまえに言われたくねぇよと仰られると思いますが、そう思ってんのは誰よりも僕です。あの時ほど足が麻痺した事は他に2回くらいしか無いです。それはまたいずれお話したい。とりあえず今はコラムについて考えさせて下さい。結局そのあと5時間かけて最寄りの駅まで行って電車で帰りました。僕の12時間はなんだったんでしょう。真夜中に捨てられて帰宅したのは夕方です。あの日の僕に出会えたなら7回くらいビンタしてやりたい、その後で『辛かったね。』と言って抱きしめてあげたい気持ちで一杯です、考えてもみて下さい。そこで抱き合ってるのは薄汚れたおっさん1人しかいないんだから、何が本当で何が虚構なのか誰か教えて下さい。
と、ここまで気持ちに任せて書いてみました。おそらくここら辺りで『あぁ、コイツ最終的にこれはエッセーだ』ってオチつけようとしてんだろ?と思ったのではないだろうか。
ここで僕は言いたい。
もうこれエッセーですら無い。