一歩先を歩いて引っ張る存在になる【ODDLORE】

文:miNami

こんにちは、運営メンバーのmiNamiです。
今日はちょっとこの場を借りて先日行ってきたライブについてお話をさせて頂きたく！
　
ライブといえば東京アンダーグラウンドシーンばかり見に行っており、メジャーアーティストのライブもここ最近はほぼ見に行くこともなく、私的には今回かなり新しい扉を開いてまいりました。

KING RECORDSさんからデビューされた『ODDLORE(オッドロア)』というボーイズグループの初ワンマンライブを見に行かせて頂きました。
ボーイズグループ、最近よく聞くワードになったなと個人的に思っておりましたが、自分が見に行く日が来るとは思っておらず。
ODDLOREは見た目、性格、家庭環境、学歴、出自、性など異なるコンプレックスを抱えた６人がスカウトによって集められ、結成された新たなボーイズグループ。ただかっこよく、ダンスがうまいだけではなく、メンバー全員が歌もダンスも未経験というところからスタートされています。

私の知っているボーイズグループはみんなイケメン、明るくポップで誰もが受け入れやすいといった感じです。
また非常に失礼な言い方かもしれませんが音楽が好きな方々ってボーイズグループに対して『アーティスト』という印象を持つ方があまりいないのではないかなと思いまして。ボーイズグループはボーイズグループという枠という目で見られることのが多いのではないかと。
それに反してODDLOREはそれぞれのコンプレックスを抱えたメンバーを集めたということでポジティブな要素だけで構成されているメンバーでないところが私の中ではバンドに近い何かを感じ、とても興味を惹かれました。
楽曲やMVについても今まで持っていたボーイズグループの印象を覆してきまして、かっこいいじゃん…と噛みしめるほどの素晴らしい作品でした。
世のボーイズグループを推している方々はまずイケメン！というところから始まると思うんですけれども、私は昔からイケメンといったところに興味を持ったことがない種族なものでそんなこともあり、今回作品に胸を打たれたというところが私の中でのボーイズグループの革命が起きたなと感じました。
というかそれこそボーイズグループとして見るのではなく『アーティスト』としてODDLOREにとても感心しました。

そんなわけで今回実際にライブに行ったわけでして。
会場は渋谷のWWWX、初ワンマンライブにして満員。またこれが色々と覆してくるな～という感じなんですけれども、会場が女性ばかりでないというところがまず驚きでした。やはりボーイズグループなのでお客様は女性ばかりかと思いきや男性半分とまでは行かないですけれどもかなり男性のお客様も多く、ライブ始まる前からODDLOREに対して新しい目線で応援したいと思われている方多いのではないかなと感じました。

そして実際始まってからは…私の語彙力が大変乏しく申し訳ないんですけどもすげーじゃん…の一言につきますと言ってもよろしいほどの初ワンマンライブでありました…。やはりボーイズグループという枠ではなく、アーティストだなと感じられるライブでした。
またメンバー６人のそれぞれの姿勢にもとても胸打たれました。それぞれ異なるコンプレックスを抱えて、ダンスも歌も未経験のところから３年、満員のお客さんを前に堂々としたパフォーマンス、人間の底力を見せつけられました。また未経験というところから自分たちでラップの歌詞を考えて、メロディーをのせ歌う、ダンスのフリも自分たちで考える、正にアーティストでした。そしてコンプレックスを抱えながらも自分たちが一歩先を歩き、見ている私たちの中にいるコンプレックスを抱えている人たちを引っ張っていく存在になりたいというメンバーの一言にとても感銘を受けました。開場のお客様もライブを通して彼らの姿勢や思いに引っ張られて、終始熱気に溢れていました。初ワンマンにして約２時間のライブ本当に素晴らしかったです！ODDLOREというアーティストをこれからも応援していきたいなと思えました。

実は今回ODDLOREを知るきっかけなりましたのがODDLOREのメンバー、RIKITO君が同じカポエイラのグループでの友達でして。彼はカポエイラ以外にもサッカーをやったりしていましたが、カポエイラというまだまだニッチでマイナーなスポーツからアーティストが誕生するってのは本当にそれこそ革命といいますか、新しい道だなと思わされる大きな出来事なんですよ。今カポエイラやってる子供達がRIKITO君みたいになりたいと育ってくる未来そう遠くはないとおもっております。そんなRIKITO君と初めて会ったのはたしかまだ中学生とか…もしかしたら小学生の頃だったかも…、ということで会えない期間はあったものの長い付き合いでして、石川から上京し頑張っているというのを聞いておりました。これはもう応援するしかないってなるんですけども、まさかこんな新しい扉を開ける機会になるとは思わず。素晴らしい出会いに引き合わせてくれてとても感謝しております。